Right to Light

陽ととなり

藍の目

ほら、だから私は生きられないんだ。どこまで行っても見られるのは人なのだ。そのしがらみから抜け出せず今を否定された気分になる。しっかりしろと、ちゃんとしろと、礼儀や道理を説教されそれが是なんだと、だからお前は出来ていないんだと言われる。自分がしていることが一層の努力かどうかも分からないのに、努力だということにしないとばらばらになってしまう心を抱えて、それすらなくされてしまうともう繋ぎ止めることが無理になる。私はそれに抗うつもりで言っている訳じゃない。図星だから、理解しているから、自分でも足りない部分だと自覚を持って、そこからはじまる幾年かを経てようやく答えを出した自分という存在を、こうしてまた大人じゃないと言われてしまう。なりたかった自分になれないのだ。憧れは遥かに遠くて私には目もくれなかった。私は、ずっとずっとその憧れを見ていたのに結局こうして何にもなれなかった。苦悩は一体なんだったんだ。私の思考は、悩みは、涙は、一体何に繋がったんだ。何が違って何が許されてどう生きろと言うんだ。命は死んだら終わり。だけど今ここでこのまま生きていたってどこにも行けない。ごめん。どうせ全部消えた。都合がいいじゃないか