Right to Light

陽ととなり

秘すれば花ね

久しぶりにブログでも書いてみるか、と思い立ったのは唐突そうに見えて必然性があった。このところ原因はわかっていても口にすることが憚られるもやもやを抱えてGWを過ごし、休暇が明けてからもその靄は濃くなるばかりで吐き出し口がない。愚痴を言ってしまえと心の私は言うけれど、口にしてしまったが最後、はじまりにした決意が綻び揺らぎ決壊し心が裂けることを恐れている。私は自分の言葉に価値は無いと思う一方で、言霊というものを殊更に信じているのだ。思うままに指を滑らせて感じたことを記せばいい、ただし心が裂けるようなことは避けたい、このアンバランスな制約が私の精神状態を蝕んでいる自覚がある。だれも得しない。

 

世の中で是とされるマッチョイズムが尽く私の正しさとは反していることに軽く絶望している。私はどうあってもその世界に行くことは不可能なのだろうか?私の精神性は幼く利己的に自己中心的で学びを知らない。鏡を見る度自分の顔が違って見える。責任と覚悟を知らない間の抜けた顔。選択によって得たものと後悔を今でも秤にかけて、これで良かったんだと自分を慰め続けた人を知らない世を知らない大人の顔。

 

夢を見た。そこでの私は髪を染めてピアスを着けた。化粧を仕上げて鏡に映った顔は現実よりもずっと綺麗で好きだった。足取り軽く街を歩いて友人と話し、笑い、泣き、酔って、眠った。ずっとずっと幸せだった。

 

疲れている。待つことに、思うことに、考えることに。愚痴は言わないと決めていたのに、所詮私の決意なんてこんなものなのだ。どこでも中途半端に、はじまりを持つことも終わり方を選ぶことも出来ない。