Right to Light

陽ととなり

水際まで来て欲しい

朝に弱い。忌々しくもいみじく。目覚めが悪かったり夢見が悪かったり疲れが取れなかったりまだ寝ていたかったり、起きたら起きたで心の隙を孤独が襲ってくる。とにかくその日だけを生き抜く気力だけを奮起させて未来の無い1日を見る。頭の悪い上下、痺れる指に凍える足先、私の憎しみは朝起きた瞬間から湧き上がって明るい世界から目に飛び込んでくるものすべてによって留保されている。体調が悪い。頭が痛い。ずっと頭の中に靄がかかっているようで自分がどうしたいどうしていきたいのかがはっきりしない。その癖頭の中で響く声だけが明瞭にこれまた心の隙を差し込んでくる。甘い。死ぬ事への忌避が生への執着か何かわからなくなる。“こうしたい“が薄れ結果“しなくちゃならない“に殺される。当然を当然と思っているような奴らの言説はいつまでもたっても耳をつんざくし、勝手に救われてろと思う一方でやはり私は救われないと石を蹴る。甘い。その甘さに腹が立つ。救われる道など始めからなかったのではと思う。私は何を考えているのだろう?全部捨てたいと思っているのに未だに抱えきれない思いに四苦八苦し縋っている。自分を見つめる自分が本当に惨めに見える。何がしたいのかわからない。愛に飢えていると思う。友愛に、親愛に、恋愛に、性愛に。(敬愛はいらぬ。)許してくれとは言わない、愛して欲しい。未来の見えない日常は、先に楽しみのない1日はこんなにも色が無いのかと悲しい。愚かでバカバカしい。否定しないで。頭が痛い。知らないどこかの誰かの名前が憎い。憎しみで目と言葉が曇る。憎むのを止めたい。でも人は鏡だから、ヒューマンミラー、私のことを頑固に思うんだったらそれはきっとカウンター、私の目に世界は頑固に写っているのだ。それが都合が良いのかどうかはこれからわかる。だって私はこれまでずっと誰かのスペアで、あなたは選ぶ側(に立っていると思っている)なのだから。こういうあるかないかもわからないものをうだうだ考えることを止めたい。心が不安定になる。不安定さがいちばん人を弱くする。疲れちゃったな。朝の1時間、そこに訪れる希死念慮さえぐっと堪えればまだ割となんとかなる。衝動的なものと不安を除けば楽しく生きられる。その先は?理想の死に方ってある?私はやっぱり橋から海に身を投げたい。綺麗な遺書に想いと愛を添えて、どうか私のことを忘れないでいて欲しい、もう一度名前を呼んで欲しいって書いておく。まるでそこまでに苦しみなんて無いみたいに。1回もういっしょに居たくないなと思ったら終わりなのだ。生活全てにバイアスがかかる。待ちの季節。