Right to Light

陽ととなり

憎しみを持ってしまった

 f:id:HikaruRightman:20170614234122p:image

憎しみを持ってしまった。道を塞ぐ女子高生、電車の向かいに座るサラリーマンの靴下の色、未読のLINE、捗らない勉強、変わる信号、残業代の出ない会社とそれを黙認する社会、24時間しかない1日、隠れる太陽。とにかく大抵の周りのものに憎しみを持つようになってしまった。ほんの数ヶ月前まではそんなことはなかったのに。僕は人生を愛する青年だったはずだ。陽に当たること、雨の音を聴くこと、その日に着る服、たまの買い物、耳に届く音楽、街行く人の顔。とにかく大抵の周りのものを認め愛していたはずだ(それでも確か道を塞ぐ女子高生は嫌いだったけど)。

 

春からはじまった労働はそんな愛を確実に僕から奪っている。愛を持つ余裕もなく、降りたくもない駅で降り向かいたくもない職場へ向かう。朝閉じかけの眼を擦りながら家を出てから、また閉じかけの眼を擦りながら家に帰るまで、労働は1日の半分と気力を僕から奪い、それだけでは飽き足らず、夜眠る至福、明日への楽しみまで奪っていく。

 

金銭面で言えば、学生とは比べものにならない位リッチになった。欲しいものを悩まず買えるようになったし通帳の数字が増える瞬間はなんだか報われる様な思いもある。それでも今は、失ったものを求める気持ちの方が大きい。朝はあと20分長く寝ていたい。

 

そんな中でも、仕事をしながら多少なり達成感があったりするのだ。その瞬間は、昨夜から必死に磨いてきた辞めたいという思いが輝きを失くす。もう少しやれそうだな、なんて何回目かもわからないやる気に満ちる。そうしてまた、社会に飼い慣らされる人間が出来上がるのだ。今も磨いているこの思いを、失くしそうになる自分が憎い。

ずっと寝ていたい

楽しいことがあれば苦しいこともある。上手くいくこともあれば悩むこともある。それが人の世、人の生。楽しいことは記憶に残る。苦しいことは早く忘れたい。でもだからこそ、忘れてしまうからこそ、自分の苦しいこと、暗い部分を残していくべきだと思う。

f:id:HikaruRightman:20170610224439p:image

暗い絵(0 0  )

 

こんなはずじゃなかったって思うことなんて山程あって、ひとつずつ挙げていったら本ができる。僕には積み上げてきた自信があった。高校、大学で磨いてきた自分という個性、能力、言葉。全てがオンリーワンだった。自分らしくいることを否定されず、それがまた自信になった。僕は僕だった。毎日が楽しかった。

 

だが今はどうだ。自分でもこんなに簡単に崩れてしまうのか驚く程に、今の自分に自信なんて塵一つ残っていない。自分がどんな風にいたらいいかわからなくて頭を抱えて、結局どんな風にいてもその場に合う自分が見つからなくてそれがすごいストレスになって……まずは自信を持たせるべきだった。どんなことでもいい、簡単なことでいい。僕にしかできないことを作るべきだった。必要とされたかった。そこで自分の力を発揮して、少しでも認めてもらいたかった。それが一歩になって歩いていけるはずだったのに。踏み出した瞬間にもう転んだ。他のみんなはどんどん先へ行く。

 

転んだままでいたかった。リタイアしたかった。でもそれは社会が許さないし僕も許さなかった。だから助けてもらってもう一度スタートラインに立たせてもらった、のに。また転ぶ不安がずっとつきまとう。転ばなかったとしても途中で足が動かなくなるかもしれない…不安が足元に蠢いている。不安のない人間はいないけど、それでも払い方を知ってたり起き上がるのが早かったりする人は本当にすごいと思う。

 

今の僕はとことん後ろ向きだ。転んだことによる自分への憤りと情けなさ。先へ行ってしまうみんなへの焦り。

 

またやり直したい。何も知らないところで、誰も知らない人と。僕の人生はいつも遠回りだ。

自由が届かなくて

f:id:HikaruRightman:20170603223126g:image

潰れました。

働きはじめて2ヶ月、満足と納得のいく研修もなく、(この研修は何だったの?ホントに…→http://hikaru-right.hatenablog.com/entry/2017/03/11/221446)同期の中で最も忙しく大変(上司談)な部署に配属、そこは同業種は自分のみという特殊な環境、4月の間は先輩がついていてくれたものの5月も程々にそこからひとり1人独り、孤独感と片付かず溜まって行く仕事。バス終電まで残っても片付かない仕事。迫る締め切り。周りは知らない人ばかり。「独り立ちの為」「いつかは全部自分でやらなくちゃだから」。もちろんサポートはしてくれたものの、その名分の下で孤独に晒された1ヶ月。不安と焦燥に晒された1ヶ月。泣きながら朝の支度をした1ヶ月。泣きながらパソコンを叩いた1ヶ月。泣きながら帰って来た1ヶ月。

 

ついに会社に行けなくなった。いや、会社までは行ったんだけど(泣きながら)入ることが出来なかった。脚が震えた。その場で上司に連絡して外まで出てきてもらった。全部話した。静かに聴いてくれた。

 

俺はどうにも人に頼るとか相談するとかそういうことが苦手だ。自分でも自覚しているから4月から少しずつ話すようには意識してたんだけど、それでもかなり溜まってしまっていた。仕事が終わらないこと。業務に知識が追いついてこないこと。付き合いの難しい人達がいること。帰りが遅く家族とご飯が食べられないのが辛いこと。そして何より独りであること。周りに人が居らずすぐ頼れる状況にない。見て学ぶということができず全て手探り。そんな中でも一線の完璧な答えを求めてくる人がいること。自分がコミュニケーションが苦手なこと。打ち解けられないこと。続ければ慣れるだろうと考えていたけど今は孤独感は無くなる気配も見えず無くす自信も持てなくなったこと。自分の中でこの環境でやっていく自信が持てなくなったこと。この環境がいつまで続くのかわからないこと。この環境の辛さを共有できる人がいないこと。これからも変わらず続くようなら耐えられる気持ちがないこと。自分は1ヶ月一生懸命やったこと。全て話した。すごく勇気を出した。脚が震えた。上司は「気付いてやれず申し訳ない」と言ってくれた。伝わってくれた、と思う。

 

話したところですぐに解決する訳ではない。それでも来週から何か少しでも変わってくれればいいと思う。ここで何も変わらないなら本当にそれまでだ。俺の1ヶ月の頑張りと話すまでの勇気は無駄。利用するだけして切ろうと思う。変わるならもう少しだけやろうと思う。苦労して入った会社だ。これがきっかけにこれから先の新入に変化があって欲しい。

 

もっと図々しくいけばいいんだと思った。「俺新入りッスヨひとりとかおかしくないっすか??」肩に力が入り過ぎていたみたいだ。「頑張らなきゃやらなきゃこなさなくちゃ覚えなきゃ」が先行して自分を見ることを忘れていたんだと気付いた。もっと甘えてよかった。文句も言えばよかった。与えられるだけじゃダメというのは仕事のことだけじゃない。自分から発信して改善する改善してもらう、その姿勢こそが環で働くということだったんだと思った。

 

正直言って続けていくやる気も自信も今はない。それでもまた会社に行くのは、自分を変える為であり会社を変える為でありこれからの未来の為だ。もう少しだけやってみようと思う。まずは2週間、やってみようと思う。それでダメならまた話をしてみようと思う。きっとまた話せるはずだ。聞いてくれる。

 

人に頼ってこなかった俺が泣きながらでも話が出来た。それだけでも、自分の中の大きな一歩。殻を破った気分だ。そう思うことにした。納得させることにした。

 

いや、やっぱりダメだ。

遠恋の底

f:id:HikaruRightman:20170529221958g:image

電車に乗って帰っている。最近いつもこの時間だ。仕事仕事仕事、残業残業残業、遅く帰って早く行く。自分の時間なんてない。思考が固まっていくのが何より怖い。染まっていく自分を許していいのか。間違ってることは正したい。俺はそういうことを大学で学んだのではないのか。俺が変えてやる!その意気込みも染まると失くしてしまうのか。

 

「今頑張れば後が楽だから」と言う。「慣れるまでは耐えるしかないよ」。慣れる前に潰れてしまう。ひとりで、知らないところに、独りで、何もわからず、放置され、言われることはもっともだけど思考に精神がついてこない。頭では納得しようとしても涙は出る。耐えるまでの自分に、今の自分に慈悲はないのか。いくら泣いても、人に相談しても、現状は変わらない。自分が変わるまで耐えるしかないらしい。みんな辛いだろう。でも傲慢なことを言えば、俺がいちばん辛い。話を聞いていてそう思う。みんなきっと自分をそう思うことで納得させているのか。悲劇を気取っていけ。

 

嫌いなものは時間に追われること。時間を守らないこと。遠くに居る恋人を想うことほど切ないものはない。思い立っても何も出来ず届かないまま過ぎていく。身体がだるい。

崖っぷちの5月

働き始めてなんとか毎日を生きている。ギリギリだ。すぐ横は谷。少しでも気を緩めれば病みという闇に身を落とす。

f:id:HikaruRightman:20170515205425g:image

 

そーんな地獄のアルピニズムを排するために休みは趣味に打ち込む。ただでさえ平日は一日中抑圧されてるんだから誰にも文句は言わせないぞ〜。

 

だから僕はお菓子を作る。

f:id:HikaruRightman:20170515205317j:image 

フィナンシェ

f:id:HikaruRightman:20170515205340j:image

抹茶のガトーショコラ

f:id:HikaruRightman:20170515205353j:image

普通のガトーショコラ

画像が小さいのは編集をミスったからだ。

毎回毎回同じものになってしまうのでこんなものを買った。

f:id:HikaruRightman:20170515205306j:image

これで下手の横好きも卒業だ〜(JUNAさんとはいったい誰なのか。)

パラパラめくっただけで作りたいお菓子がたくさん載ってる!これからはここにあるのを順番に作っていきたい。作って、生きたい。

 

というわけで載ってたマドレーヌ。

f:id:HikaruRightman:20170515205813j:image

ポイントはおろしレモン。ただのレモン汁より香りが増してとてもグッドだ。

 

ブログを更新する余裕くらいは、これから待たせていきたい。がんばれ僕。

EXフィリアを着こなしたい

やってきたぜMHXX!4月になって社会人になったといっても心はまだまだ少年よ。暇な時はずっとモンハンしてる。昨日は1日モンハンしてました。なぜならEXフィリアを作りたくて。ブレイブヘビィと相性良さげなの。

 

EXフィリアの解放条件はHR7で受けられる団長からの依頼をクリアすること。そのためにまずはHR4→7まで駆け上がりました。そして相対する高難度シャガルマガラ!!といっても10分針でクリアできます。ボルテージショット楽しい(^O^)

 

シャガルをひたすら倒し、上位ゴアをひたすら倒せば作れるはず……だったんだけどゴアの尖触覚が全然手に入らない。狂竜化状態で角をへし折れば報酬に並ぶんだけど折れる前に怯んでしまって狂竜化が解けてしまう……。だから一手間。ブレイブ状態を維持しつつ極力頭に攻撃は加えない。狂竜化したら罠にはめて角にひたすらボルテージショットだ!!!たのしー!(^O^)うまくいったりいかなかったりで7〜8頭は狩った。シャガルよりゴア素材を揃える方がしんどいまであるぜ。

 

そして完成フィリアEX!

f:id:HikaruRightman:20170403223404j:image

美しの〜〜褐色は趣味だ。

f:id:HikaruRightman:20170403223422j:image

お守りは回避距離+6スロ2で上位では中々神ってると思う。

 

今まで使ってたザザミSから防御力100アップ!生存率上げ上げ回避距離とパワーランで位置取りらくらくな装備になりました。このまま村と集会所のクエ消化すすめるで。

勇み歩けよ夜を跨ぎ

f:id:HikaruRightman:20170329233358g:image

好きな曲を聴きながら散歩している時が一番楽しい。最近はdon't stop me nowとかwannabeとかcall me babyとか、振り付けしながらどうやって踊るのかななんて考えてると歩調は軽快、夜が更けていくことなんておかまいなしに踊り歩く。文明人のあるべき姿だ。小綺麗な当たり障りのない服に身を包み、踊るように街を歩く。世界には自分。愛しいものを愛しいと歌おう。

 

だけど、僕に愛しいものなんてあっただろうか。愛しいと、そんな気になってただけで、本当は何も誰も愛してなんていなかったんじゃないか。実際、今手元には何もない。実は僕は、愛していなかったことにしたいのではないか。愛しても、伝える前に、あぁやっぱり僕じゃないなと痛感する。ならいっそ、はじめから何もなかったことにしたい。我ながらずるいと思う。でも許して。全部自分の中で"考えてる"だけのことだ。誰にも迷惑はかけてない。「僕の愛は全然伝わってないじゃないか!」と非難することもなければ泣きわめくこともしない。それは無様なストーカー的発想だ。自分の愛が伝わってるなんて自信は僕にはない。だっていくら愛したってブリトニーが僕を見てくれることなんてないから。それを理解してるから。

 

承認欲求が叫ぶ。僕は必要な人でいれたのかな。自分の言葉はやっぱり出てこなくて人に合わせる、同調する。人の言葉を借りて、本心なんて話はでない。話をしない自分を責めるのも嫌だから、もうそういうものなんだと終わらせることにした。

 

欲しいのは心の平穏。無駄に心をざわつかせ下らない嫉妬に狂ったりなぜ俺はこうも違うと問いかけるのももう終わりだ。それはそういうものなんだ。好きになっても振り向いてもらえないなんて、自分を変えようとして結局何も変わらないなんて、よくあることさ。