Right to Light

陽ととなり

7月の庭

・今年ももう半分が終わったらしい。早過ぎる。振り返れば早過ぎるけどその時々にはしっかり生活があって記憶があって後悔ややり残したことがある。このブログがいい足跡になっている。記事数を数えてみたら今年になってもう去年書いた3倍の記事数になっていた。この半年でそれだけ私が後ろ向き、あるいは前向きになっていた何よりの証左だ。(単純に去年は吐き出す程の鬱屈が少なかったしそれに充てる時間も少なかったなと振り返って思う。)何にせよ、考えることがあるというのは良い。こうして残す必要があるというのは良い。生に健やかな気がする。

 

・ここしばらく湯船に浸かって歌うのが楽しくていろんな曲を聴いている。昔聴いていた曲、友達が好きな曲、好きな人が歌っていた曲、耳に残る好きな曲はどれも背景があって聴く度に記憶がくすぐられて心地好い。歌は良い。のでカラオケに行ってきた。

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もっと声域が広かったらカラオケも楽しくやれるのに、といつも思うけどそれでも歌うのは楽しい。私はもうキー下げの中森明菜だけでこれからやっていくぞ。丸の内サディスティック歌えるようになりたい。

 

浜名湖までドライブに行ってきた。高速を飛ばすというのは良い。車の運転は好きだ。目的は浜名湖競艇

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水面もさることながら背面に木と空、その先にすぐ海というロケーションはとても綺麗で開放的だった。天気も晴れで良かった。響くエンジン音と同調するように高鳴る興奮とレース結果に踊らされる一喜一憂は大人の楽しみでダーティな気持ちになれる。

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開幕2Rで三連単と拡連複3艇的中させたのがこの日のハイライト。ギャンブルと言えば聞こえは良くないがどこかに出かけて遊んだとしても同じ額ぐらい使うものだし、さっきも言った通り、大人の楽しみだ。

 

・思い返せばこれまで交友関係というのを進んで維持してきたことは少なかったように思う。それは私が生来社交的に一生懸命になれる人間じゃないのもあるし、人付き合いというものにどこか運命的なものを描いて引力と巡り合わせ、意志と偶然で装飾したがっていたからかもしれない。

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数ヶ月ぶりに気分が良い夜だった。近況もほどほどに思い出話に花を咲かせ当時の事情を知り旧友の知らない顔を見る。人を知るということは良い。パーソナルに触れることだけが時間の過ごし方ではないと改めて感じた。その時の2人が許すのならそこには言葉と想い出だけがあればよくて、その過程を経たのならどんな終わりを迎えようとそれがその夜の、その2人のこれ以上ない正解なのだと感じた。酔い、夏、夜、風、どれもその日に相応しいようでどこか足りないようでもの寂しく、一方で半端な抒情とあしらいが人間らしさに満ちていたような、そんな時間だった。帰って存分に心地良く眠ったのは言うまでもない。変わることも変わらないでいることもどっちも今ある姿なのだ。感謝。

 

・仄かな希死念慮はまだ消えない。人に触れればその分だけ自分を見ることになるこの自他境界の曖昧さから抜け出せないでいる。そういう癖に人恋しいのでこの自我は手に負えない。