Right to Light

陽ととなり

的を射られたら良いのに

空が重たい雲を纏っているように、気持ちもすっきりしない1日だった。朝から友人と遊んでいたのだけど、楽しさ一転家に帰った瞬間の心の動揺はなんとも気持ちが悪かった。不安、焦り、不自由、ルーティンに支配された朝を繰り返す度にそれを約束している夜が嫌いになる。持っていた強さを全て失って、壊れた心がそれ以上バラバラにならないように繋ぎ止めることに必死だ。そこに明るい未来は無いし、希望というものも最近感じなくなってきた。あるのは不自由、ストレス、浪費。この3つは終わりなく循環して僕の心を貧しくする。ひたすら自分を哀れむことは簡単だから、そればっかりが夜の過ごし方となってしまった。いつか落ち着く日々が来るのだろうか?一週間後のスケジュールに気分を重くするのではなく、まだ見ぬ我が将来に希望を馳せる日が来るのだろうか?そんな余裕を持つことすら高望みだと言われてしまいそうだ。ならどうして人間は生きるのか。希望を持つことすら贅沢とされる生活に、他に何を見出してこの荒く思いやりのない世界を生きていけと言うのだろう。

 

それでも一般的にそれが是とされている。元々辛いものなのだとされている。そこを渡り泳いで行くのが人生だとされている。なら間違っているのは、それに抗おうとするこの僕の方なのだ。他の人が出来ていることを出来ない僕が間違っているだ。自分は不適合者だと認めてしまえば楽かもしれない。思い切ってあらゆる人に甘えを見せられるかもしれない。それがもしかしたらこの世界を泳ぐ方法なのかもしれない。齟齬は波紋のように広がっていく。僕がこれまで大切にしてきた責任感や嘘をつかないとかいった信念が、今まさに僕の首を絞めて「正直者は死ね」と言ってくる。その開いた口の中に見える目は、まさしく僕のものなのが恐ろしい。

 

穏やかに夜を迎えて生きることが、こんなに難しいとは。今までの生き方はいったい何だったのだろうと虚しくなる。哀れむ自分を何度嫌悪したことだろう。繰り返す毎に強くなっていくことすら僕には出来ない。出来ることを見つけたい。自分では見えないところにあるのなら、誰か教えてくれ。こんな言葉でも残すことに意味があるのか。わからないことだらけだ。何かひとつでも、「これだ!」というところで的を射られたら良いのに。それだけで気持ちは変わるのに。

 

こんなヘドロのような気分の夜を迎えているが、友人と過ごした日中は楽しかった。ダーツをやってきた。

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まぐれでハットトリックを出せた。新しい楽しみを見つけたから、この楽しみと見つけた思いを大切にしていこう。