Right to Light

陽ととなり

うつりにけりな

ひとりで家にいることの寂しさを痛感している。朝目が覚めた時、家に帰った時、食事をする時、ベッドに横になった時、緊張が解けて無防備な瞬間程寂しさは心に深く入り込んでくる。インスタを眺めていたら「ひとり暮らしの寂しさ解消」みたいな事が流れてきた…

じゃあ私の話は誰がきいてくれるの?

金曜から有給使って花を見に行ってきました。花の名前はちっとも覚えられないけど自然の形にはやはり惹かれるものがあって、生物として特別さを感じた。ほぼ1日歩き通しだったので足首が痛むがそれでも気分が少しは変わったような変わらないような、「アクシ…

聞こえてくるのはラジオだけ

日中仕事をしている間は本当に鬱で消えてしまいたくなる。どうして自分はここにいるのか、自分は役に立っているのか、自分は必要な人間なのか、認められているのか、愛される人間なのか、満足しているのか、未来はあるのか、展望はあるのか、将来はあるのか…

浅く愛して黙らせて

誰かといっしょにいた分だけ、人と話した分だけ私は自分と話さなければならない。それは己の中の反省会の意味もあるし、その人から得たエッセンスを自分の中に組み込みたくて、仄かな残滓を感じたいのかもしれない。 別に隠してる訳では無いのに、私はそもそ…

だからきっと君もカウンター

今日は土曜日、友達カップル2組とバーベキューしてきました。 海はいいよなぁ。海岸沿いのテラスで持ち込みバーベキュー。こういうアクティビティ自体が久しぶりだったのでとても楽しみにしておりました。とても良い日和だった。緩やかな日差し、穏やかな風…

抱き締めたい愛されたい

土曜日に友達と釣りに行った。結局1匹も釣れずじまいだったが竿の投げが上達したのとその後のカラオケでテンションぶち抜いたので良かった。その日は春から一転真夏日近くまで気温が上がった日だったので、家に帰ると顔、首、腕が真っ赤に日焼けしていた。3…

私の世界が変わる時

「自分が正しいと思うことをしなさいね」 幼い頃から母はそう言って私を育てた。学校という組織にいる間は校則を守ること=正しいとされていたので、特に意識しなくても私は正しく生きてこられたし、そのお陰か呪いか知らず「真面目だねぇ」とどのコミュニティで…

But I'm holding on for dear life

久しぶりに体調を崩した。起き抜けから酷い悪寒と吐き気があって腰から肩まで背面全てが筋肉痛だったので、(昨日は雪降ったし寒かったよな)(昨日食べたからあげにんにく効き過ぎだったかな)(寝違えたなぁ姿勢も最近悪いし)などと思って発熱など露とも考えな…

夢ほどクールじゃいられない

「最近良いことあった?」みたいな会話を全くしていないことに気づいた。良いこと、あるのだ。T字の交差点は左折車が詰まっても対向直進車には何も影響ないのが必要十分満たしてる感じで良い、とか、推し(『推し』というワード、表現としてあまり好ましくない…

When will your date change?

と、最初に思ってから何度目だろう。1人で歩く夜の中で、息が詰る夏の日差しの中で、胸を抉られる罪悪感と選択の中で、何度同じ疑問を私は己の胸に突き刺しただろう。 週末に情緒が決壊して、PTSDめいて1人家の中で泣きながら夕食の支度をしている時に頭の中…

飲むならモヒートを

例えば今までにあった不幸が全て帳消しになるほどの幸福を与えられたとして、それで人生プラマイゼロ!と楽天的に考えられるだろうか。 先月から仕事の裁量が増えて、平たく言えば進行の監督とそれに伴う指示をする必要があるのだけど、やはりどうにも私は人…

輝きたい愛されたい

昔から春は苦手だった。入学や新学期は自分の力ではどうしようもない変化の力で、そこに馴染めるかどうかの不安は大きく、親しい人と離れる寂しさが次に進む気力を奪っていた様に思う。その不安も歳を重ねた今になっては自分の人付き合いの力量を把握した故…

嘘吐きどもが夢の跡

前回から半年以上空いてしまった。本当は8月にも書こうと思っていたのだけど、例えば文字に起こせる程の雑感ではなかったり、鬱屈が極まっていざと思えば熱いシャワーで全てを忘れたり、車の中でカラオケしてざまぁみろ世界と詰ったり、そんな年の瀬までの揺…

それでも「過去を蔑ろにするな」と私は言った

後悔の多い人生を過ごしてきた。全く殆どの人がそうだろうけど、それならここまで人を悩ませる事象が普遍的に存在するのだから、そろそろ克服する手段が生まれてきてもいいのではと思う。だがしかし一方で「後悔の無い人生はつまらん」とも思うのだ。私達は今…

No one knows,yet

私が自分のことを心底つまらない人間だと思うようになったのは、20歳をようやく迎えてしばらくかという夏の頃だった。「つまらない」と言うのは特に人付き合い、殊更恋愛におけることで、それまでも特にユーモアや会話のスキルに長けていると自負したことは…

心が弱ったら電話して

目覚めの悪い朝だった。最近夢をよく見る。他人の夢の話なんて10000%面白くはないし、自分の夢だって大概は起きて顔を洗う頃には忘れているのだけど、今はする。先日は歯がごっそり抜ける夢を見た。“抜ける”と言うよりは粉になって散り散りになったり、抜け…

3年目の昔話

私というのは孤独を愛しまた孤独に好かれ、ペシミズムを謳って孤高を気取ってみても、どうあっても他者との関わりを絶てないもので、それは偏に挫折する前の心を取り戻し、またどこかで自分は立ち直れるのだと、一縷の希望を抱いているからだと思う。 先日、…

無血の腕傷

暑い。暑過ぎ。今年の梅雨は意識の外で過ぎ去って、サマーシーズン到来‼︎と言わんばかりのこの暑さ、バグか?そしてどこに行っても人、人、人。世の中の不景気や少子化なんて冗談なのではと思ってしまう程で、暑さと人酔いに頭が痛くなる。家にとじこもるば…

クラブハリエのリーフパイは美味しいという話

モラトリアムを拗らせ半ば自暴自棄気味に生きていると、いつか徹底的に精神が腐るのではないかと思う。例えば休日にすることも無く家にこもってTwitterのおもしろ動画を再生し続けたり、運動しようと意気込む内にタイミングを逃し日が沈んでいくのを気落ちし…

選択の罪と罰

空は明るいのに小雨が降り止まない日だった。反抗期の子供が親に怒られて家を飛び出す様な衝動に任せて車を走らせた先は、何の思い出もない神社だった。御手水で清めることも億劫に感じ賽銭箱に25円を投げ入れそのまま帰ってきた。得たものはこれと無く、失…

頭の中で声がする話

別にココロ的なことではなくて、頭の中で声がする。それは会話であったり、歌であったり、愚痴であったり、思考とはとても呼べない声が、日がな頭の中をひたすら回る。 『この作業が済んだら報告しなきゃ』『週末は映画を観ようよ』『まだご自分の手に入れた…

腕時計を作る

お気に入りだったブレスレットがばっさり切れてしまったので、前々から作ってみたかった腕時計を作った。 最近ブログも書いてなかったし、久しぶりの良い機会だから作り方を載せていくよ。 1.デザイン→型紙を作る デザインと言っても何も難しいことはない。…

Help!!

これを書いているのは本当に無謀としか言えない。8月になってから考えることが増えて、遂にはパンクした。頭の中で喋る自分はもうずっとネガティブに言葉を並べ続けるし、それを発しようとする自分はもう口を開くことすらしたくない。気持ちの奥底では発散し…

あの夜のイサナ

家を出て北へ車を走らせると信号がある大きなT字路にぶつかる。そこを右折。これまた大きな池をぐるりと反時計回りに北へ、北へ。その内に右手に小さい頃よく連れて行ってもらった洋食屋さんが見えるのだけど、幼げでおぼろげな記憶を懐かしみながら坂を下っ…

的を射られたら良いのに

空が重たい雲を纏っているように、気持ちもすっきりしない1日だった。朝から友人と遊んでいたのだけど、楽しさ一転家に帰った瞬間の心の動揺はなんとも気持ちが悪かった。不安、焦り、不自由、ルーティンに支配された朝を繰り返す度にそれを約束している夜が…

10代の夢

歳を重ねる毎にメンタルが弱くなっている気がする。いや、もう夜を過ごす度に弱くなっている。僕は身を縮めてベッドに入り朝を恐れて眠りつく。不純な思いに負い目を感じながら、本当に自分はこの場所に居ていいのかと問いかける。居ていいもなにも、もはや…

どうして情熱を失くしてしまうのか

熱くなれるものが欲しい、常にそう願っていた。部活、趣味、恋、時間を忘れ自分の思うままに心を支配できるもの、それに尽くすことが辛い現実からの解放であって生きる楽しみだと考えている。僕は作ることが好きだった。小さい頃なら工作、木工、作文、少し…

みんな大人になっていく

思えば金曜日からの3日間ほとんど外に出ていた。お家大好きのインドア人間(半引きこもり)にとってはなかなかないことだ。金曜日は朝から研修で電車に揺られて、そのまま直帰で友人と串焼きを食べに行った。土曜は昼から同級生と、ハンバーグを食べてダーツ…

例え私じゃなくなったとしてもそれで救われる訳じゃない

フィクションの女になりたいと思う。そこでは全てが自信に溢れた世界で、あらゆる感情を言葉に出来る。切り捨ててみたり、無関心を貫いてみたり、たまに下唇を噛んで強がってみたり、そういう存在に私はなりたいと思う。 夜が来ても暑さはじっとりはりつくよ…

諸々の弱者達

予想外の日射しにさされすっかり日焼けしてしまった。川が流れる音を聞きながら、僕は水が好きだなと思った。"ちゃぽん"と跳ねる音、"ぱしゅぁあ"と流れる音。プールに行って泳ぎたい日だった。雨が上がったと思えば頭の上にはもうすっかり夏がいて、川に揺…